20140218

17歳

「17歳」を観た。久しぶりに人と一緒に映画を観たなー。あとで年齢制限付きだったことに気がついたんだけど、すーっと観られる年齢になってしまったのか、とかぼんやり思った。もしかしたら劇場でR18を観るのは初めてだったのかもしれない。

まずポスターの女の子が美しすぎて絶対観ようって気になっていたことを記しておく。フランソワ・オゾン監督の映画は「ぼくを葬る(おくる)」から「危険なプロット」「スイミング・プール」を観て結構好きだな、ってことがわかっていたし、もうこれは映画館だろう!っていう。オゾン監督の作品ってだいたい90分前後が多くてそこも個人的にとても丁度いいんだよね
以下つたなさすぎる感想文





どの作品にも共通していると思うのだけれど(といっても四作品しかまだ観ていないからあれだけど!)登場人物を妖しく美しく撮るのがどこまでも上手だな!!!元々イザベルが超美人なのもそうだけど、視線とか視線とか視線とか、すごくエロい。
もちろん売春真っ最中のときの様子(ホテルだったり車中だったり要求もまあいろいろ)は画的に直接ガンッと目には入るけど、それがエロいんじゃなくて(エロいけど)ふとしたときの表情がなんとも言えなかった。特にジョルジュといるときがそうだったかもしれない。

成人の一歩手前(フランスでは18歳が成人なんですね)で、ギリギリ子どもでいられる(=17歳)間に誰もが持ち得るものではない彼女だけの美しさを武器に、イザベルはなにを知りたかったんだろう。
でも明確な目的なんて本当はなかったのかもしれない、とも思う。あの頃なんて自分がなにをしたいかとか全然わかんないし、少なくとも自分はそうだった。これからどんどん17歳という年齢から自分は離れていくけど、いまの感覚ではまだ彼女のモヤモヤする気持ちはわかる気がする。わかるよ~!なんて言ったらイザベルにバカヤローって怒られるかもしれないけど…

そういえばジョルジュの妻役で「スイミング~」の主人公のシャーロット・ランプリングが出ていた。いちいち言うことも振る舞いも格好良かったな!もうレア(=イザベル)に対しては嫉妬とかではなく単純に“夫の最期を見た女”に興味があったんだろうか。いやでも嫉妬には女という文字がうんぬんかんぬん、なんですかね?いつまで女って嫉妬するんだろ。でも男の嫉妬もそれはそれで怖いしな

あと弟のヴィクトルも重要な役どころだったように思える。あの子がいるのといないのとじゃイザベルの行動も変わったんじゃないかなー。
それと母ちゃんはもう、典型的な母ちゃんでしたね。きっと自分が親になるまではそっちに寄れないんだと思う。心配してくれる気持ちはわかるんだけどね!もうほんとに!あー耳とか目とか痛い…

にしてもマリーヌ・ヴァクトさん!23歳って年ほとんど変わらんやん美人すぎるもうなに食べたらこうなるんだ!いやまずはご両親か…はあ…
ちなみにイザベルは私服に無頓着な役だったのかあんまり飾りっ気のある服装をしていないんだけど、もうマリーヌさんのポテンシャル高すぎて全部着こなしちゃっていたよ。美人はなに着たって美人だよ!香里奈のNISSENみたいなもんか(全然ちがう)

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